再開発準備が進む葛飾区高砂の住みやすさ・治安・不動産情報を紹介

葛飾区高砂には京成電鉄の京成高砂駅があり、京成本線、京成金町線、京成成田スカイアクセス線、北総鉄道が分岐するターミナルとして葛飾区やその周辺に暮らす数多くの人に利用されています。

街には昔ながらの雰囲気が漂う下町のような商店街があり、物価も安いため節約しながら生活することもできます。駅前はスーパーマーケットがあったり、飲食店がいくつも立ち並んでいたりなど活気がありますが、駅から少し離れると周囲には閑静な住宅地が広がり、たくさんの人々がゆったりと生活しています。

よく「何もない」と言われる高砂ですが、実は現在再開発準備が進んでおり、駅周辺の利便性や快適性はこれからどんどん良くなっていくことが予想されます。

ビル2棟の構想があるほか、商業・業務機能の集積、公共サービス機能の充実、公園の創出・再編、都営高砂団地の建て替えなどなどさまざまなプランが検討されています。

この記事ではそんな高砂の住みやすさや街の特徴、利便性、治安や家賃相場などについて詳しくご紹介していきます。

新築や中古の一戸建て・マンション、不動産売買や賃貸など、高砂周辺の物件の売買やお引っ越しをご検討中の方はぜひ記事を参考にしてみてください。

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1 葛飾区高砂（京成高砂）ってどんな街？
2 まとめ

葛飾区高砂（京成高砂）ってどんな街？

葛飾区高砂（たかさご）は高砂一丁目〜高砂八丁目からなるエリアで、郵便番号は125-0054です。駅周辺はスーパーマーケットや飲食店などで賑わっていますが、エリア全体は主に住宅地となっており、ゆったりと落ち着いて生活を送ることができるでしょう。

葛飾区の中心にある高砂は北は新宿（にいじゅく）、東は柴又や鎌倉、南は奥戸や細田、西は中川を挟んで青戸（青砥）に接しています。

住宅地の地価は2014年の公表地価によれば29万円/m2（高砂8-19-5）となっています。

下記は高砂一丁目から八丁目の人口です。

高砂一丁目	2,840人
高砂二丁目	2,835人
高砂三丁目	3,979人
高砂四丁目	1,664人
高砂五丁目	2,548人
高砂六丁目	1,523人
高砂七丁目	2,913人
高砂八丁目	2,196人
合計	20,498人

参考：葛飾区ＨＰ統計「世帯と人口（令和3年1月1日）」より

高砂の歴史

葛飾区は1932年に誕生しましたが、それまで高砂の周辺は曲金（まがりかね）と呼ばれる農村の広がる地域でした。

現在の京成高砂駅は「曲金駅」として1912年に開業。その後1913年には「高砂駅」に名前を変更しました。

これは柴又帝釈天の参拝客から「曲金という名前は縁起も語感もよくない」と言われたことがきっかけになったと言われており、それにあわせる形で「曲金村」と言われていた地域の名称を「高砂」に変更し今に至ります。

1955年には約8,500人だった高砂の人口は交通の利便性が高まったことで増加し、1970年には約26,000人にもなりました。

高砂の特徴・住みやすさ

高砂の最寄り駅である京成高砂駅の周辺にはいくつものスーパーマーケットや飲食店、コンビニなどがあり、食料品や日用品のお買い物に困ることはまずありません。

また、駅を囲むように商店街が広がっており、物価も安いため生活費を節約したいという方にもおすすめです。

駅周辺の飲食店はよくある飲食チェーンよりも個人店のほうが多く、毎日違うお店でグルメを楽しみたいという人も飽きずに楽しめるでしょう。

・イトーヨーカドー高砂店

・セルカ高砂店

・全日食チェーン丸玉屋

・まいばすけっと柴又一丁目店

・なんでも酒やカクヤス高砂店

駅周辺には上記のようなスーパーマーケットや酒屋があり、そのほかにもファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップなどのコンビニもいくつもあります。

イトーヨーカドー高砂店は41台の駐車場もある大きめの店舗で、1階は食料品・日用品・薬などのフロア、2階は日用品・化粧品・文具・家庭用品のフロア、3階は婦人服や紳士服・肌着・寝具のフロアとイトーヨーカドー高砂店だけでも生活に必要なものは一通り揃うため、便利に生活することができるでしょう。

また、高砂は京成高砂駅を中心に周囲に「高砂商店会」「高砂南町商友会」「高砂エビス通り商店会」「住吉商店会」と、4つもの商店街が集まっています。

どの商店街にも飲食店が豊富にあり、昔から高砂の地で営業を続ける老舗はもちろん、話題のラーメン屋さん「麺心國もと」や、おしゃれなカフェ「サザンクロスコーヒー」、インドカレーの「ヒマラヤ」、洋食レストランの「レストラン・デキムラ」などとにかくグルメに困ることはない、美味しいもの好きの人にもおすすめのエリアです。

高砂では再開発でビル2棟の配置を想定

出典元：葛飾区ＨＰくらしのガイド「駅周辺地区まちづくり検討会について」より

京成高砂駅は4つの路線が乗り入れており、電車を使ったアクセスが便利なことが特徴ですが、地上駅であるため駅の近くの踏切がなかなか開かないなど、歩行者にとっては不便に感じる部分も見られます。

このような現在の京成高砂駅の問題を解決し、より便利で魅力的な駅にしようということで、現在新しいまちづくりが進められています。

住宅を中心とした高いビル1棟と商業施設などが入る低めのビル1棟を配置、2棟の建物の間には駅前広場を整備するなど「駅周辺地区まちづくり検討会」での検討が進められています。

現在の京成高砂駅周辺には昔ながらの下町の雰囲気が漂っていますが、再開発が進めば近代的な雰囲気と下町の風情が調和した、また新しい魅力を持った街に生まれ変わるのかもしれません。

駅周辺にタワーマンションや商業施設を作るほかにも、高砂エリアの公園の創出・再編、都営高砂団地の建て替えなども検討されており、これから高砂の住みやすさはさらに向上していくことでしょう。

高砂の利便性

引っ越しを考えた際に気になるのが、高砂の利便性です。高砂にある駅は京成電鉄の京成高砂駅一つですが、京成本線、京成金町線、京成成田スカイアクセス線、北総鉄道が利用できる分岐駅となっているため、都心にも千葉にも便利にアクセスできるなど、利便性は高いです。

また、京成成田空港線と北総鉄道北総線は京成押上線への直通運転もおこなっているため、品川まで乗り換えなしでアクセスすることも可能です。

上野駅まで	約17分（乗り換え0回）
池袋駅まで	約32分（乗り換え1回）
東京駅まで	約36分（乗り換え1回）
品川駅まで	約37分（乗り換え0回）
渋谷駅まで	約47分（乗り換え1回）
横浜駅まで	約57分（乗り換え1回）

路線バスの京成タウンバスも走っているため、バスを利用して周辺の街まで移動することも可能です。