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【夫婦で協力】購入時のペアローンと収入合算の違いを分かりやすく解説!

ペアローンと収入合算の違いについて知りたい人
  • マイホーム購入を検討している。
  • 夫婦で協力してローンを組みたい。
  • ペアローンと収入合算の違いを知りたい。

このような悩みを解決します。

マイホームの購入を検討中の方にとって、住宅ローンの選択は大きな悩みの種です。特に世帯主が単独で住宅ローンを組む場合、返済負担やリスクをすべて一人で背負うことになるため、不安を感じる方も少なくありません。

そんな不安を解消するために注目されているのが、ペアローン収入合算という制度です。これらの制度を活用すれば、夫婦や家族で協力してローンを組み、リスクを分散することができます。

本記事では、ペアローンと収入合算の特徴やメリット・デメリットを徹底解説し、それぞれの制度がどんな場合に適しているのかを分かりやすくお伝えします。

イエステーション金町店は葛飾区近辺で売買案件を数多く取り扱っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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住宅ローンで協力する「ペアローン」と「収入合算」

30代夫婦にモデルハウスを案内する不動産営業

住宅ローンを検討する際、夫婦や親子が協力して借入を行う方法として「ペアローン」と「収入合算」があります。これらの制度を利用することで、単独では手が届かない物件にも挑戦できる可能性が広がります。

ペアローンとは?

ペアローンは、夫婦や親子がそれぞれ主債務者となり、個別に住宅ローンを組む制度です。主な特徴は以下の通りです。

  • 借入額の増加
    2人分の収入を基に審査が行われるため、単独でローンを組む場合よりも高額の借入が可能。
  • 住宅ローン控除の適用
    2人とも主債務者として控除を受けられるため、大幅な節税効果が期待できる。

収入合算とは?

収入合算は、1人が主債務者となり、家族の収入を合算して借入額を増やす制度です。主な特徴は以下の通りです。

  • 費用負担が軽い:主債務者が1人のため、融資手数料や諸費用が抑えられる。
  • リスク分担の制限:主債務者がすべての責任を負うため、収入合算者には所有権や団信の保障が付かない場合が多い。

収入合算における2つのタイプ

収入合算には以下の2つのタイプがあります。

  1. 連帯保証型
    • 主債務者が返済不能になった場合のみ、連帯保証人が返済義務を負う。
    • 連帯保証人には所有権や住宅ローン控除は付与されない。
  2. 連帯債務型
    • 主債務者と収入合算者が共同で返済義務を負う。
    • 所有権が共有され、住宅ローン控除の対象となる場合がある。

ペアローンと収入合算の比較

項目ペアローン収入合算
主債務者2人1人
借入額の上限高い合算収入に応じて設定
住宅ローン控除2人分適用可能主債務者のみ適用可能
団信の適用両方が加入可能主債務者のみ適用
諸費用2人分発生1人分発生
リスク分担2人で分担可能主債務者が負担

ペアローンのメリットとデメリットとは?徹底解説!

ペアローンのメリット

  1. 借入額を増やせる
    ペアローンでは夫婦や家族の両方が主債務者となり、それぞれの収入や勤務状況をもとに審査が行われます。そのため、単独で住宅ローンを組むよりも借入可能額が増え、選べる物件の選択肢が広がる点が大きなメリットです。
  2. 住宅ローン控除を2人分利用可能
    ペアローンでは、2人とも主債務者としてそれぞれ住宅ローン控除を受けることができます。これにより、大幅な節税が期待できます。
  3. 個別に返済プランが選べる
    ペアローンでは、各主債務者がそれぞれ異なる金利タイプや返済期間を選択できます。たとえば、夫が変動金利、妻が固定金利といった組み合わせが可能で、リスク分散にもつながります。

ペアローンのデメリット

  1. 諸費用が2人分かかる
    ペアローンでは2人がそれぞれ住宅ローンを組むため、事務手数料や印紙代、抵当権設定登記の費用などが2倍かかります。これにより、融資にかかる費用が通常より高額になる点には注意が必要です。
  2. ライフイベントによるリスク
    • 離婚の場合
      ペアローンを組んでいる夫婦が離婚する場合、住宅の所有権やローン返済の負担割合についてトラブルが発生しやすいです。最終的に物件を売却して残債を返済するケースも多く、その際に売却価格がローン残高を下回るリスクもあります。
    • 団信適用後の負担
      どちらか一方が団信を利用してローンを完済しても、もう一方のローンは残るため、生命保険の準備も検討した方が良いでしょう。

収入合算のメリットとデメリットとは?徹底解説!

収入合算のメリット

  1. 諸費用を抑えられる
    主債務者が1人のため、融資手数料や印紙代、抵当権設定登記費用などの諸費用が1人分で済む点は、収入合算の大きなメリットです。特に初期費用を抑えたい場合に有利です。
  2. 借入可能額の増加
    主債務者に家族の収入を合算することで、単独よりも高額の借入が可能になります。
  3. 連帯債務型を選ぶことで2人が住宅ローン控除を受けられる
    連帯債務型の場合、2人とも住宅ローン控除を受けることができます。

収入合算のデメリット

  1. 連帯保証型では一方にしか住宅ローン控除が適用されない
    主債務者以外は住宅ローン控除の対象外となるため、ペアローンに比べると節税効果が少ない点がデメリットです。
  2. 団信の保障が限定的
    主債務者以外は団信に加入できないため、万が一主債務者が返済不能になった場合、合算者にリスクが集中します。連生団体信用生命保険に加入することで対応できますが、その場合は金利に上乗せされるケースが一般的です。

ペアローンが適しているケース

ペアローンは、以下の条件に該当する家庭や夫婦にとって非常にメリットが大きい制度です。具体的な理由を詳しく見ていきましょう。

  1. 共働きで収入が安定している場合
    共働きで収入が安定している場合、2人の収入を合わせることで大きな借入が可能になります。さらに、収入が安定していると金融機関の審査でも高い評価を得られやすいため、より良い条件でのローン契約が期待できます。また、共働き家庭の場合、片方の収入に依存しないため、ローン返済のリスク分散にもなります。
  2. 2人とも住宅ローン控除を利用したい場合
    ペアローンを選ぶことで、2人とも住宅ローン控除を受けることが可能です。それぞれのローン残高に応じて控除が適用されるため、所得税や住民税の節税効果が大きいです。共働きで所得税額が多い家庭では、この節税メリットを最大限に活用することで、毎年の家計に余裕が生まれます。
  3. 将来的に所有権や責任を平等に持ちたい場合
    夫婦や親子でペアローンを組むことで、物件の所有権を平等に持つことが可能になります。これにより、家族全員が物件に対して責任感を持ちやすくなります。また、将来的に売却や相続を検討する際にも、所有権が明確になっているため手続きがスムーズです。特に、夫婦間で収入格差が少ない場合には、負担を均等に分けられる点が大きなメリットです。
  4. 高額な物件を購入したい場合
    単独での借入額が足りない場合でも、2人の収入を基に審査が行われるペアローンなら、高額な物件に手が届く可能性が広がります。これにより、立地や間取りなど妥協したくないポイントを実現できる可能性が高まります。

収入合算が適しているケース

収入合算は、特定の条件下ではペアローンよりも効率的で費用対効果の高い選択肢になります。以下のケースでは収入合算の方が適していることが多いです。

  1. 収入差が大きい夫婦や家族の場合
    収入合算は、夫婦や家族間で収入差が大きい場合に有利です。特に、片方がパートタイム勤務や育児休業中で収入が限られている場合には、ペアローンよりも適しています。
  2. 諸費用を抑えたい場合
    主債務者が1人の収入合算は、ペアローンに比べて諸費用を抑えられるのが魅力です。ローン契約時の事務手数料や司法書士報酬、印紙税などが1人分で済むため、初期費用を少なくしたい家庭には最適です。特に、頭金を用意するのが難しい場合や、引っ越し費用や家具購入費を優先したい場合におすすめです。
  3. 主債務者が安定収入を持ち、単独で返済の目途が立つ場合
    主債務者が高収入で安定している場合、収入合算を利用することで借入可能額を増やしつつ、返済計画を主債務者に一本化できます。これにより、手続きが簡素化されるだけでなく、返済の管理も容易になります。また、主債務者が勤続年数や職業属性で高い信用力を持つ場合には、より有利な金利条件で契約できる可能性があります。
  4. パートナーの団信加入が不要な場合
    収入合算では主債務者以外が団信に加入できないため、片方が既に生命保険に加入している場合や、特に保障が不要と判断した場合には適しています。これにより、保険料の負担を最小限に抑えることが可能です。
  5. 単独所有を希望する場合
    家族間で特定の人物に物件の所有権を集中させたい場合には、収入合算が適しています。特に、相続や贈与の観点から所有権を分散したくない場合や、将来的に特定の相続人に所有権を残したい場合などに便利です。

【まとめ】ペアローンと収入合算、どちらを選ぶべき?

ペアローンと収入合算は、それぞれの家庭状況やライフプランに応じて適切な選択が異なります。以下のポイントを参考に、ご自身に合った住宅ローンを見極めましょう。

ペアローンが向いているケース

  • 共働きで収入が安定している夫婦
    借入額を増やし、節税効果を最大限に活用できます。
  • 住宅ローン控除を2人で利用したい方
    所得税・住民税を軽減可能です。
  • 将来的に所有権を平等に持ちたい方
    家族間でリスクと責任を分担できます。

収入合算が向いているケース

  • 収入格差が大きい夫婦や家族
    主債務者の収入を基に効率的なローン計画が立てられます。
  • 初期費用を抑えたい方
    諸費用が1人分で済むため、負担を軽減可能です。
  • 単独所有を希望する場合
    所有権を集中させたい場合に有効です。

どちらを選ぶか迷ったら?

ペアローンは節税やリスク分散に優れ、収入合算は初期費用の軽減やシンプルな返済計画が可能です。最終的には家族の収入状況やライフプランを考慮し、専門家と相談するのがベストです。

イエステーション金町店は葛飾区近辺の不動産売買の実績が豊富です。

親切なスタッフが親身になって、あなたのご希望をしっかりとヒアリングさせていただき、状況に合わせたプランをご提案致します。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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ペアローンと収入合算に関するよくあるQ&A

ペアローンと収入合算のどちらが節税効果がありますか?

ペアローンは2人とも主債務者となるため、住宅ローン控除を2人分受けることができ、節税効果が高いです。一方、収入合算では(基本的に)主債務者のみが控除対象となるため、控除額はペアローンより少なくなります。

ペアローンを組む際、夫婦で収入が大きく違っていても問題ありませんか?

ペアローンでは収入に応じた返済計画をそれぞれ立てることが可能です。しかし、収入差が大きい場合は、返済負担が偏りやすいため、慎重に検討する必要があります。その場合は、収入合算も選択肢に入れると良いでしょう。

収入合算を選ぶとき、誰でも合算者になれますか?

収入合算の合算者になれるのは、主に配偶者や親子などの近親者に限られます。また、金融機関によっては同居予定の婚約者も対象になる場合があります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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