空き家に住み着く動物の話

動物ってかわいいですよね…。
動物は時に癒しの存在にもなり、みんなから愛されています。

しかし、そんな愛らしい動物も空き家に住み着き家を荒らしてしまっては困りものです。
家を荒らす動物たちは「害獣」と呼ばれ、人間の生活に害をもたらします。

害獣は家屋にダメージを与えたり、場合によっては健康被害の問題にまで発展させることもあります。
今回はその害獣の中でも、特に家に住み着く可能性が高い6種類の動物についてご紹介します。害獣の特徴や主な被害、家のどこに住み着く可能性が高いのかなど、気になる点をそれぞれチェックしていきましょう。

家を荒らす動物たち

今回紹介するのはコウモリ・ネズミ・イタチ・ハクビシン・アライグマ・タヌキの6種類です。

①コウモリ


コウモリが屋根裏に住み着いてしまうと、ダニやノミの発生、さらにはフンが溜まり悪臭を放つ等、多くの健康被害が起こります。
とくにアブラコウモリという種類は屋根裏や軒下、ベランダ、換気扇などに住み着きますが、1匹見つけた時には既に多数の個体が生息しているケースもあり、早急な対処となる恐れがあります。

②ネズミ


ネズミは家屋や店舗の屋根裏に住み着きます。
警戒心が強い上に行動パターンも広く、捕獲するのは容易ではありません。
ネズミは家の柱ををかじることで家屋を傷つけたり、夜間に屋根裏を走り回ることで騒音被害を出したりもします。
しかも病原菌の媒介となって感染症を引き起こす可能性がある為、早急な対処が必要となるケースがあります。

③イタチ


イタチは凶暴な害獣として知られています。
ウサギやニワトリも捕食するので、近隣に鶏を飼っている農家の方がいる地域は注意が必要です。また、イタチは泳ぎも得意な為、海岸部や河川沿いの家屋が被害を受けやすいという特徴もあります。
さらに困るのは臭い。「家で過ごせないほど臭い!」と訴える方もいらっしゃるほど…。
イタチは屋根裏に潜むことが多いので、見つけ次第対処をしましょう。

④ハクビシン


ハクビシンも屋根裏に住み着くことが多い動物の1つです。
また、フンをする場所を決めるとずっとそこに排泄し続ける「ため糞」という厄介な習性があります。屋根裏に排泄され続けると天井が腐食して抜けてしまったり、悪臭やダニの繁殖といった二次被害が発生したりするので注意が必要です。
ハクビシンについているのがマダニは「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という感染症につながる恐れがあります。
また、畑や果樹園も荒らす為、農家の方々がいらっしゃる地域には注意が必要です。

⑤アライグマ


アライグマもため糞の習性があります。
アライグマのフンも臭いが強く、屋根裏に住み着かれると悪臭が充満することも…。
病原菌や感染症の媒介となる可能性もあり、健康被害に注意が必要です。
他の動物同様に農作物を荒らしたり、家屋や納屋に侵入して食べ物を漁ったりする為、早急な対処が必要となる可能性があります。

⑥タヌキ


最近ではタヌキも畑の農作物を荒らすことが増えてきています。
ため糞の習性があるタヌキも、屋根裏に住み着いてしまうと悪臭や衛生面で被害が…。
タヌキは野良猫と間違えられることも多いため、対策が遅れてしまうケースが少なくありません。被害が大きくなり、手遅れになってしまう前に駆除や捕獲を試みましょう。

駆除するには大変な労力がかかります

1度これらの動物に住み着かれると大変です。
日本には「鳥獣保護管理法」という法律があり、一般の人が上記の動物を捕獲、駆除して殺傷することはできません。駆除や捕獲には許可が必要となります。※申請方法は地域によって異なります。

万が一許可なく駆除や捕獲を行ってしまうと1年以上の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があるのでご注意ください。

害獣に住みつかれないようにする為に…

害獣に侵入されるのを抑制するためには、住居を清潔に保つ為の定期的な清掃や、屋内外の損傷がないかを都度確認する必要があります。
軒天や、壁、窓などの損傷部分が侵入経路となり、害獣が住み着く要因となります。

 しかし、毎回定期的に清掃をしたり、目視でのチェックをするのは大変な作業です。
遠方の方、時間が取れない方など、様々な事情で空き家を管理することそのものが難しく感じておられる方々は多数おられます。
 そんな方々には、弊社の空き家管理サービスをご利用いただいています。
資産価値を下げない為にも、プロの定期チェックで害獣が住み着きづらい家をキープしていきましょう。

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