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2ヶ月に1度の縁日。柴又・帝釈天の恒例行事「庚申の日」

本格的に寒くなってきた今日この頃。

2021年もすでに11月になりました。

柴又・帝釈天では2ヶ月に1度「庚申」という行事があるのをご存じでしょうか。

11月はその年の最後となる「庚申」の『納庚申』と呼ばれる日があります。

今回はその行事についてお話しします。

帝釈天ってどんなお寺?

行事のお話をする前に、改めて柴又・帝釈天とはどんなお寺なのでしょうか。

帝釈天とは、日蓮宗の寺院であり正式名称『経栄山題経寺』。

インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の中の神様、『軍神・武勇神インドラ』様がいらっしゃいます。

公式サイトからの情報によると、寛永年間(1629年)に開基され、文化文政(1803~1829年)の時には帝釈堂が存在していたそうです。

そしてお賽銭箱の前に映えている立派な松『瑞龍の松』と祖師堂(本堂)も存在していたとのこと。


参拝に来る人々の頭の上に強く伸びている松の木が、1800年代にはすでに映えていたというのが驚きです。

200年近く成長し続けている帝釈天のシンボル的存在です。

その後、南大門や庭園、彫刻ギャラリーなど現在の形ができあがったのは平成3年のころ。

平成14年には奥に位置する『大客殿』が東京都選定歴史的建造物に指定されました。

題経寺諸堂内・二天門の建築装飾彫刻は葛飾区の登録文化財になっています。

そもそも「庚申」とは?

そもそも「庚申」とはなんでしょうか?

とっても簡単に言うと“縁日”のこと。

ではなぜ帝釈天では縁日を「庚申」と呼ぶのでしょうか。

その由来は、寺が所有する板本尊(主に法主が板に書写したもの)に関係しているそうです。

題経寺には昔から日蓮宗の宗祖・日蓮聖人の板本尊があると伝えられていましたが、その所在がわからなくなっていました。

ですが、帝釈天・本堂の改築の際、棟の上からずっと所在がわからなかった板本尊が発見されたのです。

その発見された日が安永8年(1779年)の春、庚申(かのえさる)の日だったのです。

日敬上人は自身でこの板本尊を背負い、飢饉や疫病にあった人々のもとへ回り拝ませたところ、ご利益があったことから「庚申」の日という縁日が生まれました。


なので帝釈天には猿のお守りが売られていたりします。

本堂開帳や出店などにぎやかな庚申の日

「庚申」の日には多くの人々が参拝に訪れ、これまでの繁栄や自身の健康などの感謝を伝えていきます。

そしてなによりも“縁日”の日なので、参道から隣の道路まで夏祭りのような多くの出店が並ぶ日となります。

今年はコロナウイルスの関係で出店は中止となり、とても静かではありましたが、今年最後の納めの「庚申」の日ということで平日でも多くの人々が訪れていました。


出店以外にも、帝釈天の本堂が開帳されます。(写真は通常時の本堂)

本堂というとお賽銭箱と松のある建物を想像してしまいますが、本堂はその右隣にあります。

今年はこちらも中止でしたが、毎年日蓮宗東京東部布教師会による法話も開催されています。

どなたでも参加することができるので、来年の開催を楽しみに待とうと思います。


納庚申の記載がある御朱印もいただけます。

1年間で2ヶ月おきに行われる「庚申」。

2022年の初庚申は1月7日です。

来年は出店が出て多くの人々で笑顔が溢れる縁日になることを願っています。

公式サイトで庚申のスケジュールを確認することができるので、いつもとはすこし違った柴又を体験しに来てはいかがでしょうか?

柴又帝釈天 題経寺
住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又7-10-3
アクセス:京成金町線柴又駅から徒歩3分
電話:03-3657-2886
営業時間:御祈願受付/9:00-15:30
開門時間:5:00-20:00
定休日:なし

※この記事は過去(2021.11.15)に掲載された記事の再掲であり、記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。

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